約束のネバーランドは原作と作画をそれぞれ別の先生が担当されているのをご存知ですか。
なぜ担当が分かれているのでしょう?そして2人はどのようにして出会ったのか?
今回ネバラボではそんな気になるお2人の関係について切り込んでみました。
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原作と作画の担当は?
原作と作画をそれぞれ別の方が担当することは、今や珍しいことではありません。
例えば、
北斗の拳は、原作が武論尊さんで作画は原哲夫さん。
金田一少年の事件簿は、原作が天樹征丸さんで、作画はさとうふみやさん。
地獄先生ぬ~べ~は、原作が真倉翔さんで、作画は岡野剛さん。
などなど、様々な名作が生み出されていますね。
ここで、約束のネバーランドの原作と作画の担当をそれぞれ確認しておきましょう。
約束のネバーランドの原作は白井カイウさんが担当しています。
そして、作画は出水ぽすかさん。
緻密に練られたストーリーと高い画力で独自の世界観を作り出している絵。
2人は本当に最強のタッグだといえますね。
何故この2人は「約束のネバーランド」でタッグを組むことになったのでしょうか。
担当が分かれている理由は?
それは、2014年くらいに白井カイウさんが週刊少年ジャンプの編集部にネームを持ち込んだことから始まります。
その量はなんと300ページ!15話分ほどもあるそのネームを読んだ担当の方は、つまらなかったら途中で一旦読むのをやめて一回話をしようと思ったらしいのですが、面白くて結局最後まで読んだそうです。
これが、約束のネバーランドの元になるネームだったんですね。
ただ、白井さんはその時何か賞を取っていたわけでもなく、作品の掲載経験もありませんでした。
そこからデビューさせるというのは、社内の説得も含めてかなりの準備が必要だったそうです。
そこで、担当者は白井さんと相談して作画の先生は他の方に任せる方向で動いたということでした。
理由としてこのようにお話されています。
この作品の質を考えると、ファンタジーでありながらホラーやサスペンスの要素もあって、様々なタイプの絵を総合的に描ける人でないと、原作の本当の良さを100%引き出せないと感じました。そうなると、これは画力に関して発展途上の白井さんじゃなくて、それができる絵のプロフェッショナルの先生と組んだほうが絶対よくなると思ったのがひとつ。白井さんの本領はストーリーですから。
それにもうひとつ大きな懸念は、この緻密な原作を週刊ペースで作っていくのは絶対に大変だということですね。そのクオリティを維持するためにも原作と作画は分けたほうが得策だろうという判断です。
元々白井さんもそのつもりだったそうで、そこから作画をお願いする先生を探すことになりました。
色々な先生をあたっていく中で、「この人!」と白羽の矢が立ったのが出水ぽすかさんだったそうです。
会う前から出水さんの絵に完全にほれ込んでいたという白井さんは「少年ジャンプ+」に掲載予定の読み切り作品「ポピィの願い」を制作するにあたり、出水ぽすかさんにダメもとで依頼をしたところ、快く引き受けてもらえたそうです。
その流れで、約束のネバーランドでも引き続き作画を担当することになったんですね。
本当に出会うべくして出会ったというか、運命というか必然というか・・・
出会ってくれてありがとう!ファンとしてはお礼がいいたい気持ちでいっぱいです。
参考:週プレNEWS-話題の異色作『約束のネバーランド』著者が語る 「300ページの持込みからデビューまで」
まとめ
- 原作と作画がわかれているのは、白井さん本人の意思と編集部の担当の判断
- 絵のプロフェッショナルを探した結果、出水さんに白羽の矢が立った
- 読み切り作品「ポピィの願い」で初タッグを組んだ
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